癌手術の新着比較

スポンサードリンク

癌手術のことがなんとなく気になりませんか?

Q:突然の投稿失礼致します。chiefcomplaintさんのコメントを見て、ご相談したく投稿させて頂きました。先日父に直腸癌骨転移が見付かり、余命1,2年の宣告をされました。父の場合は珍しく、肝臓などには転移してなく、骨のみとのことで、安心出来るのかと思った矢先、原発の直腸を手術するのはリスクのほうが大きいため手術できず、骨転移も場所が仙骨のため手術ができないと言われました。そのため抗がん剤で寿命を伸ばすしかできないと言われましたが、諦めきれません。親戚でも5年前に直腸癌手術をして、今なお元気な方もいらっしゃいます。何か手立てはないでしょうか??病院は都内の大病院です。よろしくお願い致します。
A:腫瘍内科医です。原発巣と明らかに離れている場所に骨転移巣があるなら血流にのって癌細胞が転移したと考えるべきで、癌は全身化していると考えられます。手術で見える病巣を切除したとしても別の場所に転移巣が出てくるため治癒に至りません。化学療法で腫瘍の進展を抑える治療を行うことになります。骨転移に対しては、疼痛が出てきた時点で放射線治療を行うことはあります。原発巣と骨病変が連続しているなら、血液内に癌細胞が入りこんではいない可能性があり、手術切除が不可能でも放射線治療を行う余地はあるかもしれません。但し、これも根治を目指しているわけではなく、症状緩和が目標です。疼痛、出血に対しては90%以上の症例に効果があると報告されています。直腸癌が増大すると、排便ができず腸管内圧が上昇するのと腸間膜に癌が進展して腸の動きを妨げる影響で、腸閉塞症状をきたすことがあります。このような症状が出た時には、取れる限りの原発巣切除または人工肛門造設を行うことがあります。ただ、前述のように根治を目指す手術ではなく、症状を緩和し生命の危機から救命するための手術です。化学療法により生存期間中央値は24か月前後まで伸びています。50%の確率で2年以上生存できる見込みです。化学療法を行わない場合の予後は9か月程度です。主治医の説明は医学的には概ね妥当なものです。ご希望に沿っていないところは多いかもしれませんが、受け入れられるところを受け入れ、標準的=現在のベストな治療を受けていただくのがよいと思います。怪しげな民間療法、根拠のない名前だけの先端医療に騙されない心の準備が必要です。お大事にどうぞ。
スポンサードリンク


この記事を読んでいる人は他にこんな記事も読んでいます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ピックアップ記事

  1. ガンダムSEEDの脚本家 両澤千晶さんが、膵臓癌のため死去。アニメ「新世紀GPXサイバーフォ…
  2. ganmeneki-images-20160111
    コメンテーターの竹田圭吾さん 膵臓がんのため51歳で死去フジテレビ系の情報番組「Mr.サンデ…
  3. ganmeneki-images-20160111-2
    膵臓は、脊椎動物の器官のひとつで、膵液(すいえき)と呼ばれる消化酵素を含む液体を分泌し、それを消化管…
PAGE TOP